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News Letter

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キム・ミョンソン SAND研究所専任研究員




北朝鮮、対米対応「1号方針」下達···対峙の代わりに「管理と対話」


北朝鮮外務省が最近、現在の情勢を分析した対米対応指針を「1号方針」という形によって全幹部級に緊急通達したことが分かった。金正恩国務委員長が直接裁可した今回の指針は、米国との全面対峙の代わりに、管理型対応と条件付き対話を同時に模索する内容が核心だ。



平壌の北朝鮮事情に詳しい消息筋によると23日、「外務省対外政策室が作成した米国敵対視政策の見直し報告書が金正恩委員長に掲載され、金委員長はこれを『1号方針』として承認し、全幹部級に直ちに指示するようにした」と伝えた。今回の指示文は、李在明政府発足後、米国の北朝鮮に対する変化を注視しながら、北朝鮮が主導的に局面を管理し、必要に応じて対話の余地を残しておくという戦略を盛り込んでいるという。




消息筋によると、1号方針は対外政策室傘下の米国局、政策分析局、国連代表部、北京連絡船、ジュネーブ代表部など北朝鮮の主要対外外交チャンネルに同時に捕置された。平壌-ニューヨーク-北京-平壌へとつながる非公式連絡網を通じて世論探知と関係形成のための「発言作戦」を展開し、関連国との水面下調整も併行するという計画である。


また、外務省次官級以上の幹部と対外政策室責任幹部の主導によって「対米融和局面試験運用チーム」を臨時編成し、非公式チャンネル担当者の2人を選抜して事前対話条件探知と世論造成任務に投入するという具体的指針も含まれた。対南ラインとの情報交換も強化する計画である。



主要指針には▶米国の「条件のない対話」というサインに対する即答禁止▶融和メッセージは原則的立場だけを強調▶核·ミサイル関連交渉条件言及の禁止▶「人道主義協力」や離散家族問題など迂回通路活用▶韓国と米国をそれぞれ媒介にした間接接触の可能性探索などが含まれているという。



北朝鮮は今回の指針を通じて直接対話は当分留保しながらも、局面造成のための「低強度探索戦略」をまず稼動するという立場だ。公式チャンネルの他にも国連と国際団体を通じた「非公式連絡チャンネル」確保を指示し、対米談話は既存のものよりも一段階水位を下げるものの「核心利益死守」という原則は守ることにした。



消息筋は「米国と韓国が先に触れてこない限り、北朝鮮による直接言及は自制し、代わりに米国内の北朝鮮専門家を狙った間接的な世論資料配布計画まで用意された」と伝えた。



今回の方針は、米国の対外政策調整局面と韓国の政権交代期という「二重転換期」を活用して北朝鮮に有利な戦略空間を確保し、強硬戦略を漸進的に融和戦略に転換しようとする意図が盛り込まれたものと解釈される。



さらに、対外政策室には「失敗のない融和戦略の運用」を強調し、7月末~8月初めにおける2回の支持と後続実務組織計画が予告されたという。金与正労働党副部長が全体方針を総括指揮し、外務省の機能調整と労働党政治局レベルの統制力の復活も並行されているというのが消息筋の説明である。




北朝鮮における貿易の幹部と税関の実務者たち、中国密貿易の取り締まりに不満爆発



最近、平安北道における貿易機関に従事する者らのあいだで「私たちは中国の属国なのか」という不満が爆発したとされ、北朝鮮当局が、中央党幹部らを緊急派遣して発言の取り締まりに乗り出したことが確認された。このような不満は、中国当局が最近、北朝鮮との国境密貿易の取り締まりを強化したことによるものと関連している。



北朝鮮の内部事情に詳しい消息筋によると、平安北道の保衛局は、5月初めに「貿易幹部たちと税関実務者らが中国側の密貿易の取り締まり強化に不満をぶつけている」という内容の秘密動向報告書を中央党組織指導部に報告した。




報告書を受け取った中央党は直ちに対外経済省と経済部所属幹部5人を1日、太川郡へと秘密裏に派遣し平安北道の貿易会社の従事者と税関·通関従事者を非公開で招集した。



会議において、貿易者らの間では「朝鮮は中国の顔色ばかり見ている」、「中国のいいなりになるならば、むしろ中国の一つの省になったほうがいいだろう」という不満が出たという事実が指摘された。



消息筋は「中国が国境地帯密貿易を集中的に取り締まり、平安北道の貿易会社の実績が大きな打撃を受けているという、内部の不満が出ている」、「当局はこれを共和国の対外威信を揺さぶる危険発言と判断して緊急招集したこと」と伝えた。



会議に参加した中央党幹部らは「朝中関係は相互戦略的パートナー関係であり、中国干渉を誇張したり属国扱いされるように話すことは内部崩壊を自ら招く」と警告した。



また「我らの元帥様(金正恩)が直接平安北道を対外貿易の戦略地帯に指定し格別に世話をしている」とし「中国式開放や市場化は社会主義の核心を崩す恐れがあるので無責任な発言を慎め」と強調した。



貿易者や税関の実務者らには「密貿易の取り締まりで困難があっても内部不満を外部に漏らせば、中朝関係に誤解を呼び起こすことになる」という警戒令も下された。



消息筋は「中央党が異例的に貿易機関者たちのみ別途に集めて警告状を出したのは中朝間の密貿易対立が内部での発言統制を越えて政治的問題に飛び火しかねないという危機意識のため」とし、「これによって、平安北道貿易者たちに対する監視がいっそう強化されるだろう」と伝えた。



北朝鮮はコロナ19以来、中国との公式貿易とともに密貿易ルートを開いておいた。特に地方経済発展20x10政策、農村文化住宅建設、水害復旧など過度な負担を抱えた地方当局が、これを解決するために密貿易にさらに依存してきた。しかし最近、中国政府が国境密輸ルートを大々的に取り締まっており、北朝鮮内部でこれに対する不満が浮かび上がっているものとみられる。




平壌地下鉄にはコッチェビ、駅には「花売り娘たち」… 経済失敗の副作用



北朝鮮当局が無理な国策事業と軍事力増強に天文学的な資金を注ぎ込んでいる間、民生経済が破綻の水準に達している。平壌の地下鉄駅にコッチェビ(ホームレスの青少年)が再び現れ、平城など大都市の鉄道駅付近ではいわゆる「花売り娘たち」と呼ばれる女子大生が性売買に追い込まれる残酷な現実が捉えられた。



最近、北朝鮮内部事情に精通している複数の北朝鮮消息筋によると、平壌の地下鉄駅と中心街のいたるところでぼろぼろな身なりの浮浪児たちが物乞いを行っている。これらの大半は親を失ったり、経済難で路頭に追い出された青少年たちとされる。




経済難の影響は駅周辺において、より一層となっている。平城駅、高原駅など列車がしばらく停車する駅周辺は性売買が事実上、公然と行われており、価格まで定額制のようになっているとされている。ある消息筋は「平城駅では女性の胸を触ったら10元、下着を見せてくれば、30元、性関係は100人民元水準で取引されている」と伝えた。



さらに一部の貧しい両親たちは家族生計のために幼い娘たちに駅に出て「男を捕まえろ」として性売買を促しているとされている。駅周辺の「走り屋(移動商人)」が主な顧客層として挙げられる。一部の女性は靴下1足や飴1袋のために体を売ることもあるという。



このような性売買の広がりによって、性病と各種感染症に対する恐怖は依然としてある。性関係の代わりにキスやオーラルサービスが好まれるということが背景にある。一部の女性たちは、電柱や電光掲示板に価格と連絡先を書いて、露骨に客を集めたりもする。



より大きな問題は北朝鮮の青年層の麻薬中毒である。韓国に脱北した住民たちの間では「北朝鮮にいる子供たちが麻薬なしには生きられない」という言葉が公然とされている。売春や麻薬が経済難の「必須生存手段」となっているということである。



経済破綻は凶悪犯罪の増加にもつながっている。両江道、慈江道、咸鏡北道などの国境地帯では最近、殺人と強盗事件が頻発している。北朝鮮事情に詳しいある消息筋は、「家庭を荒らしたり、食料倉庫を襲撃して監視者に暴行を加えるなど、犯罪が組織化され、凶暴化している」と伝えた。



北朝鮮当局はこのような事件を「反社会主義行為」と規定し、社会安全省(警察)と保衛部によって大々的な検問と取り締まり強化を指示した状態にある。住民の間では「今は夜道どころか昼間も安心できない」という不安感が広がっている。



食糧価格が上昇する中、北朝鮮は内部食糧難の責任を外部に転嫁している。北朝鮮労働党機関紙の労働新聞は21日、「敵の孤立圧殺策動で深刻な食糧難が造成された」と主張した。



消息筋は「金正恩政権の無謀な建設・軍事功績誇示が住民の生活を根こそぎ瀬戸際に追いやった」と伝えた。



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